石村様邸(1/2)
この部屋は地下に造られたホームシアター兼用のオーディオルームである。 もしこの部屋を地上に造るとすると広い土地が必要になるので、首都圏など地価の高いところでは地下の方がトータルコストの点から安くなる。 そして地下室は遮音が良いので夜中でも安心して大音量で音楽や映画を楽しむことができる。
従来は地下にオーディオルームを造ると低音がこもって苦労すると言われていたが、石井式を採用すれば地下室でもすっきりした低音が得られるので問題は無い。 壁面構造は基本的に先の二つの部屋と変わらないが、壁面材にはプロジェクターを用いた際に壁面の反射を少なくするため、やや黒く着色されたチークが用いられている。
この部屋はホームシアターとして映画鑑賞をすることもあるので、吸音部の面積比率が27%と先の二つの部屋より10%吸音部の面積が大きくなっている。これでも非常に美しい響きが得られているのでピュアオーディオ再生でも全く問題は無い。
これまでの経験によれば残響時間はそれほどシビアでなく、伝送特性の方がより重要であることが分かってきた。
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